頑丈なガラスほど予想外の衝撃で簡単に大破することもある

 

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ガラスの中にはスタンダードで脆弱なガラスだけではなく、様々な機能が付加された特殊なガラスが存在しています。その中には強化ガラスなどの比較的低コストで頑丈さを誇るガラスも含まれているのですが、この強化ガラスなどの頑丈なガラスほど予想外の衝撃で簡単に大破することもあるということはご存知でしょうか?これを知らなければ、自分が知らない間にガラスを大破させてしまうケースや、誰か第三者にガラスを壊されてしまうことなどが起こり得ます。

ではその予想外の衝撃とはどのようなものなのかというと、「熱」が挙げられるでしょう。ガラスは熱に弱いということを知らない人も多いと思います。しかし、よくよく考えてみてください、ガラスは熱することによってドロドロの液体に変わるわけですから、熱を加えればその部分だけ軟弱な状態に変わってしまうというのは容易に想像ができるはずです。しかし、ガラスが熱で大破するからといって、ガラス全体が100度を超える高温に晒されるようなことは火災などが起こらない限りないので、まず熱で壊れることはないと考えてしまいますよね。

それが大きな落とし穴になります。そう、実は頑丈なガラスでも一部分のみに熱が加わると、その弱ってしまった一部分が原因となってガラス全てが大破するという現象が起こるのです。

実際に高度なテクニックを持つ犯罪者などは、空き巣に侵入する際にガスバーナーを使用してガラスの一部分のみを熱し、そしてその部分を起点としてガラスを破壊するという手口を行います。そう、ある意味で頑丈なガラスが予想外の衝撃に弱いということは、一部の人たちにはよく知られている事実なのです。

我が家は強化ガラスを使用しているので大丈夫と思わずに、このようなちょっとした衝撃などでも簡単に壊れてしまうというリスクを意識しておき、そのようなことがないようにガラスの保全などを努めることが大切になってくるでしょう。